昇華(しょうか、英語: sublimation)は元素や化合物が液体を経ずに固体から気体、または気体から固体へと相転移する現象。温度と圧力の交点が三重点より下へ来た場合に起こる。
標準圧では、ほとんどの化合物と元素が温度変化により固体、液体、気体の三態間を相転移する性質を持つ。この状態においては、固体から気体へと相転移する場合、中間の状態である液体を経る必要がある。 しかし、一部の化合物と元素は一定の圧力下において、固体と気体間を直接に相転移する。相転移に影響する圧力は系全体の圧力ではなく、物質各々の蒸気圧である。
日本語においては、昇華という用語は主に固体から気体への変化を指すが、気体から固体への変化を指すこともある。また気体から固体への変化を特に凝固と呼ぶこともあるが、これは液体から固体への変化を指す用語として使われることが多い。英語では sublimation が使われるが、気体から固体への変化を特に depositon と呼ぶこともある。中国語では固体から気体への変化を「昇華」、気体から固体への変化を「凝華」と呼んで区別している。
染料の昇華は、紙を含む種々の素地へカラー印刷する際にしばしば使用される。これを昇華型プリンタという。昇華型プリンタは、プリンタ内の小型ヒーターにより固体染料が蒸発することで色素が素地上に残る仕組みである。この種のプリンタが優れた原色比コントロールを示す場合、比較的低解像度のプリンタであっても同様の分解能を持つ他のタイプのプリンタよりも良質の印刷物を得ることが可能である。一般的な白黒レーザープリンタは、普通紙に昇華染料を含む特別な「転送トナー」を用いて印刷している。このため、熱を与えることで印刷内容を紙からTシャツや帽子、マグカップ、金属、パズル、およびその他素地の表面等へと永久的に写すことが可能である。
(引用:Wikipedia)